第10章 夢のような昨日 ーーーーーホストナンバー2
目が覚めた。
[うぅ·····んん]
だけど、瞼はまた下がっていって私は体を捻らせた。
学校·····と思った瞬間、
[エッ!!!!]
私はガバッと跳ね起きた!
[き、昨日美男子··っ、追い掛けられ····ホスト]
と頭を抑え、昨日の記憶を辿った。あ、アレ。家にいる。
いつもと同じ布団を見て、もしかして夢だったのかな、と思ったら、
コンコン。[鈴ちゃん、大丈夫かね。昨日倒れたから]
[···········!!]
ゆゆ、夢じゃないいい!!!ヤッタ!!美男子様々···········!!
[学校行ける?] [のぉ[もうご飯は作ったからね。]
[···]
おばあちゃんは無視する。はた、と気づいた。
[課題·····やってない!]
バタバタと慌ただしく学校に行ったーーーーーー。
その日1日、
[ねぇねぇ!昨日超絶カッコいい人達とデートしてたのぉ!?]
[やべぇ···終わんねてエエエエエエエっ!?!?!]
何で知って[ねぇねぇ![えドーイウ関係!?[いいな[付き合ってる!?]
[え·····あ、アノゥ[ね ぇ ね ぇ]
興奮する女子の怖~い笑顔をたくさん頂戴しますた····。
放課後、
[あっ山田!大丈夫?]
イイイイイイイイイイケメンンンンンンンンンンン!!!!
クラスの男子とは比べ物さえならない程のイケメン隼人様に
1日の疲れがどこかに消え失せる。[山田?]
[はっ、·········はいぃ··]
ヤバい、半日会ってないだけで目が合わせられない!!!!!
くいっ。
[え·····[あッ······!!あのッ、··山田。]
袖を掴んだのは、葉太郎様ッッ!!!な、なぁにはなぁに何で顔背けてんのッッ!?!?がわ゛ァァァァァァァァァァァァァァァァァ
[·····め、メモ···み、てく····れ]
[えっううん]
とそれだけ言ってどこかに行ってしまった。
[あ、あのぅ···き、昨日の様子はどうでした····か?]
とイケメン隼人様に緊張感溢れる質問。