第16章 初デー..は、くるくると
気まずくなる私をよそに、くくさんは私に抱きつこうと、
「ここのooッッッ駄菓子屋さんラビュウウウウウッッッッッッ」
思わずアイスが少し残っているカップをくくさんにブン投げた。
カップを拾おうと、地面には赤い花がたくさん咲いていた。
あ..
ここの駄菓子屋さんの赤い花「どうして」
酷く汚れたフードと、カラッカラに荒れた唇の男の子。
あれはーーーーー
知らない方が、いい...いや、いや、..絶対、何もないよ。
その瞬間、目の前が真っ赤になった。
ーーーーーーーーチョコレートみたいな匂いだ..