第13章 熱出しプリンセス ―ー―ー―ホストナンバー4
[··············]
すっ。えっ!?!
あ、私スウさんにおんぶされてる··。ああ、何だろう安心感。
[山田···大丈夫かッッ!?]
[だ···大丈夫]
バスタオル越しにスウさんの背中。美しい。(やっぱり)
[くく、お前はどうしてここにいるんだッッ!?]
ああ、葉太郎ぐんが怒っている···
[あれ、皆どこっ?]隼人さんの声!もう帰ってきたんだ!
[ちょっとマズイぞ···]と葉太郎くんが呟いた瞬間、[ここ電気ついてる··]とガラッ。
[·····]
スウさんがバスタオル巻いただけの私をおんぶ、昨日の夜のようなくくさん、青くなる葉太郎くん。ーーー
隼人さんは眩しくニコッとして、
[ーーどういうこと?]と、ケータイを顔の横に示した。
[チョチョチョチョチョ誤解だ誤解ッッ!!]
と葉太郎くんが青くなったりボッと赤くなったりしてる!バタバタとケンカまがい勃発!!する前に、スウさんが私を持って脱衣場から出ていく。な、なな何かハプニング多くない?
[フェッグヂ!!]
くしゃみをした後、窓を見たら道路に車走っていた。あ、やっとおばあちゃんが迎えに来てくれた!ーーって遅いわ!
と盛大に心の中でツッコミをした直後、私は寝息をたてて眠ってしまった。