第5章 少女の瞳に映る黒い影
早速みんなは研究室に帰りCDを聞いた。
ーエミリーはいつも哀しい目をしている女の子。
いつも鏡の前でこう言います。私はだあれ?
ある時エミリーは檻の中で目を覚ましました。魔女がエミリーに呪いをかけてそうしたのです。
どこにいるの?エミリーを呼ぶ誰かの声がします。
私はここよ。早く来て。
ねえ、どこなの?わからないわ。場所を教えてちょうだい。ー
みんなは唾をごくりと飲み込み曲に耳を傾けた。
ー私は・・・。ー
曲はそこで途絶えたかに見えたが暫くしてまた始まった。
そしてこんな数字の歌詞で綴られていた。
ー0963956486994ー
「送り先、ガラス張り・・・?群居ってことは群がって住んでる所ってことだよなあ。」
ジャックが考えて言った。他の曲も聴いてみてもやはりこの数字が綴られていた。
そこでその場所がどこなのか歌詞を手掛かりに探すこととなった。