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激甘エッチなショートストーリー。

第8章 7月。


二人で登り詰めた後、横で肘をついた新一くんは私の髪を撫でる。心地いい余韻に包まれながら、彼の声が耳に入ってくる。

「そういえば、来週圭二が帰って来るって言ってたよ。また3人で飲みに行こうか」
心臓が小さく跳ねたけれど、知らんふりして「そうだね」と呟く。

圭二くん……。
私たち3人は同じ大学で仲が良くて、2回生の途中で彼は留学した。
自由奔放な人だから帰ってくるのは年に一回だけ。

そういえば去年もこの時期だった。
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