第7章 6月。
腫れた目で見上げると、唇を塞がれた。
「んっ……何で?」
「情けねーよな。俺。コウヘイに言われたわ。
女を開発するのは男の努めだってよ」
「な、何の……んっ……話?」
ゆかちゃんの彼氏のコウヘイくん。同じ野球部の彼に何か変な話したんじゃ。
心配なのに、今日のキスすごく甘くて……気持ちよくて頭がぼうっとする……。
「唯がいかないって言ったけど、さすがにローターでオナニーしてるなんて言えねーよ」
恥ずかし過ぎる言葉に、どうして……私の中が熱くなる。
いきなりパジャマの上から脚の間に、転がったままだったローターを押し当てられた。
「足開いて……。俺、わかんないから。どうしたら気持ちいいのか見せてみろよ」
筋肉質な腕に抱えられてベッドに転がされる。
それと同時に身を包んでいた布は全部剥ぎ取られて、足を大きく開かれた。