第13章 12月。
「…………どう、して?」
声が掠れる。
いつの間に後ろに回ったのか、賢一君が私の手首を後ろで縛った。
「こういうプレイ、したかったんでしょ?ずーっと」
耳元で声がして、首筋にキスが降りた……。
白い袋を床に置いて、サンタクロースー優は、ニヤリと笑う。
「んじゃ、早速……ほら、脚、開けよ」
「えっ……やっ……どうしてっ……」
思わず強く脚を閉じたけれど、後ろから膝を持って開かされる。
賢一君が「素直になりなよ。淫乱唯」
……ちゅうって音がして、耳たぶが唾液で濡れる。
「ひあっ……ごめん、なさいっ……」
浮気がばれて、お仕置きがこれなの?
私今から、二人に犯されて、捨てられるの?
嫌だ……やだ……怖い……。