第3章 2月。
割れ目に押し当てるとぐちょぐちょに濡れていたそこは簡単に俺のモノを受け入れた。
強い圧迫感に持っていかれそうだ。
他の事を考えて気を反らそうとする俺に、「ねぇ、早く突いて、お願い」と唯は締め付けてくる。
もうどうにでもなれ……俺は奥まで貫いて、激しく腰を打ち付け始めた。
「あっ、あっ……気持ちいいっ、んんっ」
唯のエロい声は止まらなくて、腰の動きも激しくなる。
奥に当たる度気持ち良さそうなよがり声を上げるものだから、俺も調子に乗って彼女の足を高く上げる。
こうしたら一番いいところに当たるはず。
「ああっ、だめっ、そこっ……あぁんっ……そこっ、いっちゃうっ……いっちゃうのっ」
「いいよ……いけよ……はぁっ……」
ぶつかり合う高い音と我慢出来ない唯の声は丸聞こえだろうけど、どうでもよくなって快感に集中する。
縦に横に思い切り腰を動かすと、悲鳴に似た声が響いた。
「だめっ……圭二っ、いくっ……いくっ……あぁんっ」
頼むからこんな時に名前を呼ばないでくれ。他の奴の名前もこうして呼ぶのかと思うと嫉妬でおかしくなりそうだ。
唯が俺のことしか考えられないようにしたい。
これ以上強い刺激は耐えられないと解っていながら、俺は彼女の一番喜ぶところに深く押し付けた。
「俺も……、無理……出るっ」