第12章 11月。
泣きながら首を振る私のお尻を叩く手は止まらない。
だけど彼の空いた掌は、ゆっくりと前の蕾をこね始めた。
叩かれるお尻と与えられる快感に、私の理性は狂い始める。
痛いのに濡れてる……。
こねられる度に密が溢れて、中に欲しがる。
でも痛いのは嫌。
痛いことは、嫌なの……。
「あっ……あっ……お願い、します……入れて、下さいっ……」
叩くのを止めてって言うつもりだったのに、私の口から出てきたのは別の言葉だった。
「ふふっ……唯ならきっと、そう言うと思った。淫乱な唯のお尻、紅葉みたいに真っ赤で……すごく、そそるよ」
圭二さんは嬉しそうに囁いて、一気に貫いた。