• テキストサイズ

激甘エッチなショートストーリー。

第12章 11月。


「平日の休みが取れたから、二人で出掛けようか」
彼の腕枕に包まれながらまどろんでいたら、ふいに彼が呟いた。

平日に出掛けられるなんて初めて。

真面目な大学生ではない私は、瞬時に講義を休むことに決めた。

でも……1回目のセックスからずっと気になっていることがあるけど、口には出せない。

もっと親しくなれば言えるのかな。

でも、もっと親しくなれるのかな……私たち。
0㎝の距離で触れあっているのに、ひどく彼が遠く感じる。

「ねぇ、圭二さんは私の事好き?」
「もちろん」
「じゃあどうして……」
「ん?」

一呼吸置いて私は、「何でもない」と続けた。

何か言いたそうな顔をしてるけど圭二さんは口をつむっていた。

どうして私とのセックスで、いかないの……?
/ 197ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp