第11章 10月。
「んあっ、はぁっ……達也、くんっ……だめぇっ……」
「ぢゅっ……すっげ、濡れて、締まる。ここ好き……じゅるっ、だよな」
さっき初めていくってことを知った身体は、もう一度同じ快感を求めて熱くなる。蕩けそうな頭はもう何も考えられない。
ただただ強すぎる快感に翻弄されて、上目遣いで彼にお願いする。
「これ以上は……ダメなのっ……やっ、やぁっ……あんっ!」
「いって……いいよ」
舌で強くなぶられて、指で挟まれる。
腰が勝手に動いて涙が出そう。
こんな恥ずかしいことしてるのに……わたし……わたし……。
「んんっ、いっ……ちゃうっ……」
頭の中で何かが弾けて消えた。
……もう、動けない。