第11章 10月。
「淫乱女には、これがお似合いだろ。それとも、俺の手じゃ気持ちよくなれない?」
自嘲ぎみに笑って、前の突起に震えるものを押し付ける。
何……これ……。
当てられるだけで……腰が……勝手に……。
刺激から逃れたくて腰が跳ねる。
それなのに逃げようとしたお尻を押えつけられて、敏感な部分に振動が加わる。
「んっ……ふぅっ……んんっ……」
声は出せないのに、鼻から抜けるような変な息が漏れる。お腹の奥から……何か出ちゃう……。
勝手に動く腰を押えつけながら、達也くんは怒ったような声で機械を押し付ける。
「俺の手じゃ、いきたくないよな?
でも誰でもよかったんだろ? やるために来たんだろ? ほら、いけよ」
嫌なのに、違うって言いたいのに、喉からは声が出ず甘い息だけが吐き出される。
……そして逃れられない強い快感が私を呑み込んだーー。
「んふぅっ……んんっ……ふうっ……っ……」