第11章 10月。
取り上げられた鍵で開いた部屋のベッドに放り投げられる。
「いつの間にそういうオンナになったんだよ。今から他の男と楽しむつもりだったんだろ。じゃ、俺でもいーじゃん」
「違っ……んんっ」
言い訳しようとした私の口に、紐のようなものが噛まされる。
「聞きたくない。俺、ムカついてるから」
「んんっ……んんっ……」
声を出したいのに口からは一言も出てこない。
達也くんは私の両手を後で縛って、動きを封じる。「お好きな道具でお楽しみを!」
というメッセージガードが床に落ちた。
お尻を突き上げた形でベッドにうつ伏せにされた私の下着がずるりと下ろされる。
やめてって言いたいのに、喋れない。
達也くんは、動けない私のお尻に、冷たい塊を押し付けた。
「んんっ!」