• テキストサイズ

激甘エッチなショートストーリー。

第10章 9月。


「はぁっ……はぁっ……」

……。
…………。
予想していた痛みはなかなかこなくて、私は恐る恐る目を開けた。

私の上に跨がったままの星夜は、人間の姿に戻って、項垂れていた。
「星夜……?」
「唯っ……」

私の声にはっとした顔をして、慌てて身体を離す。
いつもと同じ筋肉質な腕は私を抱き上げて、部屋のお布団の上に下ろす。

さっきのは夢だった……?
一瞬そう思うけど、違うことは肩についた爪痕が物語ってる。
「星夜は、何なの……?」
「俺は……俺は…………」

星夜は苦しそうな顔で眉を寄せる。
話したくないことだってことは解る。でも、私は聞かなくちゃいけない。
/ 197ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp