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激甘エッチなショートストーリー。
第10章 9月。
……。
……うそ……でしょ……。
怖いっ、怖いっ……!
逃げなきゃっ。
恐怖感に支配されて背を向けようとした私は、銀色の体毛に覆われた片腕に簡単に倒される。肩が痛い、と思ったら背中が石畳に押し付けられた。
「いやーーーっ!」
「ガルゥ……」
口からはみ出しそうな白い牙、真っ赤な瞳の獣は舌舐めずりして私を見る。
さっきまで星夜だったのに、その視線は完全にだだの獣のものだった。
どうして?
何が起こってるの?
私、このまま食べられるの……?
星夜、に……?
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