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激甘エッチなショートストーリー。

第10章 9月。


「天気悪い……私雨女だもんね……」
うつむく私の肩を抱き寄せて、星夜は傘の中央に導いてくれる。
「俺は唯と一緒にいられればいい」
「うん……ありがと」

あんまり感情を表に出さない星夜は、よく何考えてるのかわからないって言われる。
スポーツは得意だけど「熱くなるのは嫌いなんだ」って何かに打ち込むことはないし、仕事は出来るけど淡々としてるって聞いたことがある。

私にも優しいけど、時々不安になる。
本当に私のこと、好きなのかな?

好きでもない女と3年も一緒にいないって言われそうだけど、私、自信がないよ。
何となく星夜は誰に対しても作ってるような、本当の自分を見せないような気がする時があるんだよね。
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