• テキストサイズ

delivery start【KJ∞】

第2章 非日常…?


「じゃ、頑張ってねー!」

バイト先の店が駅に行く途中にあるので、店の前で三河と別れ、
店に入る。

「おはようございまーす」

「…はよっす」

おお…今日も無愛想ですね…!
中田さん…!

中田さんは現責任者の方。

わたしはあまり話さないけど、よく男の子達とは話しやすいのか、なんか話を持ち出したりするけど、
わたしとは話しにくいのか、そこまで私個人には笑顔を見せてはくれない。
でも、嫌いじゃない…!

べ、べつにおじさんフェチとかじゃなくてだね…?!
(よく「霄っておじさん系好きだよね」って言われる)
年上が落ち着くというなんというか!

まぁ!置いといて。

前はすごい人見知りしていたけど、
このバイトを始めてすっかり薄れてきた。

配送にくるおじさんとも、
バイトのどの子よりも話すようになったし。

案外人と関わるのが好きなのかもしれない。

ー18時前ー

配送の荷物も片付けた頃

「おはよーっす」

同じ時間帯に入る、緋苅くんが来た。

「おはよ〜」

「さすが浪花さんwww来るの早い」

「いやいや、皆が遅いだけというか…学校から直で来てるからねー」

「あー、近いんだっけ?」

「そうそう〜。まぁ寝れるからいいんだけどね。」

「ほんとよく寝るよねw」

「うるさい」

「ん!18時なる!早く行かないと中ちゃんが拗ねる!w」

中ちゃんというのは中田さんのことです、もちろん。

緋苅くんと、もうひとりの同い年の井浦くんは勇者で、
責任者である中田さんのことをあだ名で呼ぶ。すごい。

「今日忙しくなるかなー?」

「宅配だけ忙しいかもねーw」

「やめろwww」

宅配はバイトにも入った順で行くので、
緋苅くんより遅く入ったわたしが行くのだ。
/ 189ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp