第5章 友達以上は、何て言うの
霄ちゃんの『会えますか?』を、メンバーとの集まりの後にすると何時になるかわからんし、
前というと、MusicClip撮影の後となる。ほぼそこから直行で店に向かうことになるので時間が無い。
やから、最善の方法としたら一緒に店に行く、という方法かと。
安「…あ!もしかして、浪花ちゃん?」
勘のいいヤスが閃いたように言う。
前に一度、霄ちゃんと会ったときに、俺が呼んだらあかん言うたもんやから、あれからヤスは霄ちゃんのことを浪花ちゃんと呼んでいる。
「おん」
横「…あの子か」
電話をした日、ちょうど居合わせたヨコが思い出すように言う。
錦「すばるくんが言うてた子やんな??2人とも会うてたん?」
安「ちらっとやけどねえ~」
横「俺もちらっとや。二の腕はつかんだ」
はっ?!
「ヨコ!お前いつの間に霄ちゃんの二の腕掴んだんや!」
おっぱいと同じ感触のする二の腕は男の浪漫やぞ!!
横「すばるが連行せえ言うたから…」
あの時か!!
大「すばるくんお気に入りの友達なんやなあ、会ってみたいわぁ」
ムニュムニュとしながら大倉が起きる。
村「すばるが呼びたいんならええんとちゃう?」
丸「個室やしねえ~」
「じゃあ、当日、連れてくるわ」
おぉー楽しみやなー!と騒ぐ声を背に、
『おん、会えるで』
と送り返した______