• テキストサイズ

delivery start【KJ∞】

第2章 非日常…?


………

「…え?は?」

「あかんか」

そりゃそうよなー、昨日今日でそれはそうなるよなー

とぼやいている。

いやいや!問題はそこじゃないんですよ多分!

そこでわたしはテンパってたのか、いや、確実にテンパって

「いやあの!そういうことじゃなくて!推し担にそんなふうに言われるなんて思ってなくて!!!!」

……!

わけのわからんこと言ってしまった…!

サァーっとわたしが青ざめていく中、すばやんは

「おしたん??なん、それ?」

ですよね!

「えっと!あの、関ジャニ∞の中で一番誰が好きかっていう、あの、よくコンサートでメンバーカラー身につけたりしてるじゃないですか?!それがいい例と言いますか!」
もう何言ってるか全然わからんわたし!

「…ってことは浪花さんは、俺が関ジャニ∞ん中でいっちゃん好きってこと?」

…ほ、ほぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!そういうことですけど!バレた!なんかもうだめだ!

「そ、そうですね…」

絶対わたし今顔真っ赤…

「関ジャニ∞のおかげで苗字を好きになれたっていうくらいやからeighterかなとは思うてたけど、」

「俺やってんな?」

嬉しそうに笑うすばやん…

「う……あ、でも!」

急に大きな声を出してしまったのでびっくりしたのか、大きな瞳をさらに大きくしているすばやん。

「でも、今は、違います!」

「え?」

「違うって言うのは、その、今は、お客様と店員っていうだけなので!やましい気持ちはないでげす!」

噛んだ

「ないでげすwwwwww自分面白すぎるやろwww」

は、恥ずかしい…でも笑ってもらえた…

「…今は渋谷さんのプライベート、ですから…」

プライベートを邪魔したくない。
普段から飾らない人だとは思ってるけど、
でもやっぱり、アイドルにだって普通の人のように、仕事と私生活の両面はあるはず。

それを邪魔したくないと思ってこれだけは絶対に伝えなきゃって…。

「ありがとうな、」

すばやんは笑うのをやめて真っ直ぐわたしを見ていた。
/ 189ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp