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delivery start【KJ∞】

第7章 隠しきれない。



「は?」

横「やから、2人だけで呑んだらすばる、何しでかすかわらへんやん。やから、この間みたいに全員で集まったらどうやって言ってんねん。」

ツアーのためのスタジオリハーサルの休憩中、
霄ちゃんと呑みに行く話をした。

「いやいや、俺、悪酔いせえへんし」

間違ってもそんなしでかすようなことは。

横「ないって言い切れるん?酒に酔ったフリとかしてやらかさんか??」

…それは、

「言い切りはせえへんけど…でも嫌や」

そらぁ、この歳で言うのもあれやけど
好きな子とは2人で過ごしたいやん。

「それにお前ら来たら霄ちゃんといちいち近いし」

大「んふふ〜やっぱこないだので十分、もやもやしてはったんやねぇ〜」

ニヤニヤと大倉が近づいてくる。

「ううううっさいわ!!」

安「浪花ちゃんに聞いてみてぇやぁ
みんながおる方がええか、しぶやんと2人だけがええか。」

「や、それ、傷つく可能性あるやつやん。あかんわ」

大「場所はどこにするん〜?」

そう。場所がまだだ。
俺の家の近くにするか、霄ちゃんの家の近くにするか。
呑んだ後ならすぐ帰れるように、危なくないように霄ちゃんの家の近くの方がいい。

「…なぁ、」

横「ん?」

「ホテルに泊まるってのはあかんやろか」

















「は?」

「だから、お友達ですよ。ただの。
まぁ、ただのって言っても歳が離れすぎてはいますけどね。」

「ただの?」

「ただの。
お友達に、決まりはないでしょう?」

すばるさんが言っていた。
友達に、規定はない。
年齢も性別も種族も。ぜーんぶ、決まりない。

「友達との関係を聞かれても、友達としか答えようがありません。」

毅然と振る舞う。

「いや、でも、食事だったり…手をつないだりしていたでしょう」

男が食い下がる。

「そりゃぁ友達と食事に行くのは普通でしょう?
友達と手をつなぐのもなんらおかしくないでしょう?
それに、お兄ちゃんみたいな存在ですし。」

…すばるさん、わたしのこと、
妹みたいな存在だって思ったりしてるかな…
もし、そうだったら嫌だなぁ…
いや!そもそも望みないんだろうけど…





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