第2章 漁師系上司×魚食べれない系後輩
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『雑用ですか…』
「そう。雑用。」
二宮さんはにっこりと笑って当然のように雑用という
二文字を突きつける。
そしてそのことを告げられた私は
わけわからない状態である。
「わかりやすくいうとねー俺らがいうことは全部やってもらうってことなんだなー」
さっきまでよだらをだらだら、だらっだら流してた
大野さん。
リーダーが説明する。
『そんなのできません!』
私はそんな理不尽な条件をうのみにするわけにもいかず。
抗議の意思を表したつもりなのだが。
「給料は今までの2倍だよ~」
その言葉に私の抗議の意思がひっくり返った。
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