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「好きじゃない。」*嵐*

第5章 予選*(本気宮)


*





「バカとはなんだ笑、仮にも上司だからね??千春ちゃん??」


『上司上司って!必ずしも後輩が上司に従うとは限りませんよ!』


「じゃあ、歯向かっちゃうの??笑」


二宮は私の両腕を上に持ち上げ片手で拘束する。




「気持ちはでかいけど胸は小さいのな笑」



その言葉を吐き捨てて。


二宮の見下すような目に惹き付けられながら
抵抗すると。


目の前にいる彼は嬉しそうに笑って。



「もし、俺に勝ちたいんだったらさ。俺を惚れさせて見なよ。」



と、勝ち誇ったように。




『なんで、そんなこと!』


「だって千春、負けるの嫌いじゃん笑」


『だからってそんな不健全な遊び!!!』


「不健全な身体してんのに??」


『してません!!!』


「残念だなぁ、もし俺が千春に惚れたら雑用替わってやったのに。」



二宮はふっと鼻で笑って今もなお私を見下す。








私の心はゆらゆら揺れていた。






*


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