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「好きじゃない。」*嵐*

第4章 二宮和也という金の亡者


*








私たちは誰にも言わずに会場まで足を運んだ。



その会場は結構大きくて、単なる地域イベントとかでは
ないようだった。

まぁ、2百万だしなぁ、笑



『なんか、全く緊張しませんね。』


「そこはお前、緊張してきちゃった。和也くん。頑張ろうね。だろ?」



だれの真似だろう。

彼の元の声をさらに高くした裏声だった。



「まぁ、2百万取れればどうだって良いけど。」


と彼は、鼻で笑い本音を漏らした。

私はそんな二宮さんをなんだこの人というような
目で見ながら。

本音で返した。


『正直、とる自信しかないです。』



それは、紛れもない本音だった。


私は本当にそう思っていた。

だって、

二宮さんは客観的に見たらイケメンで、

私だって胸を除けばいける方だと思うし。。
あの松本さんにも誉められたもんねっ。



誰も聞いていないのに心のなかでそう呟いていた。







「俺もだよ。」




私をなだめるように言った


彼はゲームをやるときと同じ目で、


私を見ていた。






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