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「好きじゃない。」*嵐*

第3章 はーどわーく(1)


*





私はあくまで“雑用”なので

断ることも出来ず。

私からしたら大人過ぎるのではないかというほど
胸元のガッツリ開いたドレスを着るとこになる。


こんなものを会社の中で着るのは
とてつもなく恥ずかしくて、


身を縮めて松本さんのもとへいくと。



「猫背にならないで。」



と、



私がわざわざ胸を張らないようにとしていたものを
ぐいっともとに戻した。


その瞬間松本さんは目を見開いて。



「意外と…」



と私の胸に視線を向けて言う。



「胸ないんだね。」



『うるさい』



予想外といったように違うドレスを渡す。


これもこれで悲しいんだけども。


私が気を取り直して新しいドレスに着替えると。


松本さんはまた360度私の周りをまわって




「うん。合格」




と、椅子にどすんっと腰をおろした。






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