アイドル☆キュンキュン【Mr.FULLSWING】
第2章 翌日
部室の前で張ってると、犬飼キュ・・・あぁもう!犬飼君がやって来た。
「・・・犬飼君。」
犬飼キュンと言ってしまわないように気をつけてから名前を呼ぶ。
なんだかんだ毒されてるっすね。情けないっす。
「子津か。なんだ?」
「ちょっと今から僕に付き合ってくれないっすか?」
犬飼君はいぶかしげな表情をする。
「なんでだ?」
「なんでだか僕にも分からないんすよね。」
「はぁ?」
「すぐすむと思いますから。」
そう説明するしかない僕は、歩き出す事で犬飼君を誘導した。
犬飼君は険しい顔をしたまま、しぶしぶ僕の後について来てくれた。