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〜浮雲〜《テニスの王子様》
第2章 〜Rute 越前リョーマ〜
何度も唇を重ねていると、の表情が甘くなってくる。
身体が熱くなって、理性が溶ける。
駄目だ、止まらない…。
「…」
「んっ…」
「俺もう、我慢出来ないから」
耳元で囁いて、そこに舌を這わせる。
「ひぅっ…」
ぴくりと身体を震わせるを、ベッドに押し倒す。
「…リョーマ…?」
不安げに揺れるの瞳。
それすら、欲を煽るものにしかならない。
「大好きなんでしょ?」
「うん」
「じゃあ、いいよね…?」
その日、俺は始めて人肌の愛しさを知った。
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