第2章 〜Rute 越前リョーマ〜
の部屋からの帰り道。
はほんとはどう思ってるんだろ、とふと思う。
付き合ってって言って良いよって言った。
それ、勘違いだったみたいだったんだけど、俺が悄げたら繕うように分かったと頷いた。
あれって只の同情だったりしないのかな。
って、柄にもなく最近不安になる。
ちゃんと好きだって言った方が良かったのは自分でも分かってる。
偶に、素直じゃ無い自分の性分が嫌になる。
「好き…」
やっぱ無理だ。
言える気がしない。
大きく溜息を吐く。
此処まで自分の性格が面倒だとは思ってなかった。