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理想の息子

第1章 01 プロローグ




班田と別れてから、憲吾が話さなくなってしまった・・・。
ってことは、憲吾何かあたしに話したいことがあるんだな!幼馴染みには、わかる!

ん?なんでわかるかって?
フッ、そんなの幼馴染みの勘よ、かん!笑

でも、なんだろう・・・
その話を聞きたくないって思ってる・・・


『憲吾?』

「なに?」

『なんか、あたしに話しあるでしょ?』

「なんで?」

『ん?憲吾は、何か話したいことがあるとね?黙っちゃうんだよ?知ってた?笑』

「えっ、知らなかった。」

『フフッ、で?どうした?』

「・・・」

『憲吾?』

「蘭・・・実はな?」

『うん。』

「俺海王の先公にボクシングしないか?って誘われたんだ。」

『海王?!あの、不良の?!』

「・・・あぁ。」


海王工業・・・あたしたちが住んでいる町では、有名な高校だった。いい意味じゃなくて、悪い意味でのね。

あたしは、海王から憲吾がスカウトされたのを聞いて正直・・・行かせたくない!
でも、憲吾がそれを・・・ボクシングをしたいって思ってるなら、背中を押してあげたい。


『・・・憲吾。憲吾は、海王でボクシング・・・やりたいの?』

「・・・あぁ。やってみたい!」


憲吾は、真っ直ぐ綾香を見つめる。


『どうして?』

「あの先公に、海王の先公がさ?お前ならプロになれる!って言うから。自分の力を試してみたいんだ。」

『そう・・・ほんとにそれだけ?』


綾香に言われて、ドキッとした。
だって、真っ直ぐに俺を見る綾香の目が俺の心をわかっている目をしていたから。


「・・・っ、」

『憲吾?・・・ほんとにそれだけ?』

「・・・ほんとは、」

『・・・』

「プロになれば、母親に会えると・・・思った、から。」

『フフッ、やっぱりね♪そうだと思った。』

「蘭・・・」

『憲吾?あたしは、応援するよ!』

「!!蘭、」

『頑張ってね?笑』

「蘭・・・ありがとう。頑張るよ。笑」


憲吾には、頑張ってほしい!
でも、無茶は止めてね?
あたし!憲吾がプロになれるように祈ってるし、応援してるから!


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