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白のキセキ

第8章 傷


虹村side

凛、ほんとに行かないだろうな…


あそこまですれば行かないか…

大事な幼馴染み。
凛の、“白音”は一言でいえば異常だ

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凛と会ったのは幼稚園の頃だった
その頃は凛の家がすっげぇ大きいとか、知らなかった



出会った場所は俺の家の近くの公園
凛は泣いていた


虹『どうしたの?いたいの?』

『っ…いた、い。ひぐっ…からだとこころが、っいたい』


凛の体は“あざだらけ”だった

虹『おれのいえにくる?』

俺はこの子を守らないとって思った

虹『おれは、にじむら しゅうぞうっていうんだ!』

『…っしらおと、凛』

虹『凛、いこう』


怪我をしてたから、俺がその時着てたパーカーを着せた

家に帰った時、驚かれたなぁ

女の子連れて帰ったら皆同じ反応するか…

虹母『修造!その子は…?』

虹『ないてたから、いたそうだったから、つれてきた!』


『…しらおと、凛です』

…この頃からちゃんとしてたなぁ
家の教育か?

虹母『凛ちゃんね。修造の母です。……怪我してるの?』

ぎゅっと袖の上からあざを押さえてた
…見られたくなかったんだと思う

『…えと…あの…』

虹母『うん…大丈夫、嫌ったりしないよ?』

『けが、してます…』

虹母『よし!じゃあ治してあげたいのでパーカー脱いで?』


こくっと頷いた凛はパーカーを脱いだ


俺の母さんは治療していった
凛の傷は体中にあった





痛そう、だったけど
母さんはもっと衝撃的なことを言った
















虹母『この傷大分前のもある…』

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