第7章 変化
うん、“何か”得意なことがあるはず。今は、まだ分かってないだけで…そうだなーパス、とか得意そう!
『テツヤ』
黒「はぁはぁ、はい!どうしましたか…?」
『テツヤはバスケの中で何をやってる時が一番楽しい?』
黒「そう、ですね…僕はパスを出した人が決めてくれる時が楽しい、です。」
…そうか
なるほど
『そっか!なんかテツヤらしい!…ちょっと聞いてみただけだから気にしないでね?さっ、練習練習!』
黒(何か凛さん、考え事してたな…もしかして、僕が下手だからとか…!?………でも凛さんはそうじゃない、別のことを考えてたと思う。僕には教えてくれないんですか?っ!僕ほんと凛さんのことばっかです…)
それから私はテツヤとたくさん練習した!
テツヤってパス上手いなぁ
友達とバスケやってると、“楽しい”気持ちになる。
…私にとって一番楽しい時は…なんだろう。
最近考え事ばっかで疲れるなぁ
テツヤと居たら、忘れれるけど…さすがに頼りすぎかな?
『よし!今日はここまでにしよっか?』
大分外も暗くなってきた
黒「はい!ありがとうございました!」
『いいよーっ私もやりたかったし!』
んー汗めっちゃかいたな…風呂入りたい…^^;
黒「…凛さんって家どこら辺何ですか?」
ん?どうしてその質問かな?…ま、いっか!!
『○○らへんだよー』
黒「あっ、一緒の方向ですよ!あの…凛さん、一緒に帰りませんか?」
おおっ!まさかテツヤから誘われるとは…嬉しい
『もちろん!いいよ!』
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それから私達は一緒に帰った
テツヤと話が尽きなくて、すっごく楽しかった!
いいって言ったけど…送って貰った
黒「えっ?1人暮らし、なんですか?」
『…うん。でも、自炊とかできるようになったしいい事もあるよ!あ!………親は居るから気にしないで、ね?』
黒「………はい。……じゃあ、また明日!」
『うん!また明日!』
あの人達との約束が
ーーーーーーーー近づいている