第4章 部活見学!!
凛side
得意技…か
私の得意なのってドライブだけど…
相手役頼んで、立って貰えばいいかな…?
3年「じゃあ、はじめて」
赤「はい、赤司征十郎です。ポジションはPGです。得意技はーーー」
1人ずつ進んでいく
中には凄いシュートをする奴もいた
………なんでゴール裏からシュートできるの…
他の人のプレーに目を奪われてると、いつの間にか自分の番だった
『はい、白音、凛です。マネージャーじゃなくて、選手として頑張ります
一応バスケ協会に許可は取っているのでそこらへんは心配しないでください
ポジションは…特にありません
……えと、得意技は…ドリブル…なんですけど、相手役お願いしてもいいですか?…』
はぁ…強い人だったらどうしよう
まぁ、最適なプレーをしよう
何かあったら?
…………そんときはそんときだ
3年「おう、いいぞ
おーい!虹村!相手してくれ!」
呼ばれたのは、多分2年生、かな?
てゆか、虹村ってどっかで聞いたことがあるような…?
どこでだっけな…
まぁ、後からでいいかな
虹「……よろしくな」
そう声をかけてきた2年生
あれ、
…ほんとにどっかでみたぞ!る
いつだっけ!?忘れた!?
『…ぁ、…はい!お願いします!』
今は関係ないことだ
とりあえず、…集中、集中!
ボールを持って虹村先輩と向き合う
『じゃあ行きます…!』
虹村先輩が頷いたのを見て、
速くボールを床に打ちつける
何回かそうやってドリブルをしたあと、
隙をついて虹村先輩の横を抜けようとする
でも、それに反応して虹村先輩も動く
その動きをよく見ながら、左、右、上、下、右…と揺さぶっていく
ちょっと隙ができ、なおかつ重心が片寄ってる今、
虹村先輩の重心の逆方向を抜ける
そう、いくら反射が良くても、重心が反対だと中々動けないんだ
虹「っ!はえーなっ!くそ!」
そして、そのままゴール前で思いっきり踏み込み、飛んでボールをゴールに叩きつける