第4章 呪われた…?
……雰囲気が変わった。
いつもそれだったらいいのにな……
団「実はな…レンをいずれイザナ殿下の側近にしようと考えている。…レンがもう少し大きくなって、腕も立つようになってからだがな。今回手紙を渡すように行ったのもその前置きみたいなものだ。…レン、イザナ殿下の側近になる気はあるか…?」
僕が………イザナ殿下の側近…?
………………………………………えぇ!?
レ『そう、ご命令とあれば側近になりますが、僕はまだ7歳です。側近になる時はイザナ殿下も良いお年頃。間に合いませんよね?』
そうだ。なったら、じゃ遅い。
団「あぁ…心配ないよ?あと半年位だしな。レンは色々覚えるのが早いから剣術・体術・振る舞いはある程度出来るだろう!」
……はぁ?
半年、だとぅ!?
ちょっと…早くね?早くね!?早くね!!
団「という訳だ。指導はミナトに任せるから、そうするように」
〜〜〜〜〜〜〜っ!!
レ『承知、致しました…。』
渋々承諾すると、ニコッといつもの人懐っこい笑顔を浮かべた。