第4章 合同体育と可愛い後輩
「セレナちゃーん!!」
また声をかけられたセレナが、振り向くと、ティノがこっちにやって来た
「速かったね、おめでとう」
「ありがとう、ティノ」
どうやら、ティノの出番は終わったらしく、セレナ達を見つけ、来たらしい
ドドドッ―――……
「やぁ、君達!聴いてくれよ!!」
とそこに、速さを自慢しに来たアルフレッドが笑いながら、やって来た
「はいはい、分かったから」
目立ちたがり屋のアルフレッド
大体何時もの事なので、クラスのみんなは、慣れっこだった
「相変わらず、元気だね。アルフレッドくんは」
「慣れれば、何時もの事だから」
苦笑いするティノに、溜め息混じりで話すセレナだった
「AHHH、それでさ」
「あっ!」
アルフレッドが、体を動かした時、セレナに当たりそうになり、セレナは避けた
しかし、バランスを崩し、そのまま前に転倒したのだ
しかも運悪く、膝から血が出てしまった
仕方なく、セレナは保健室に行く事になった