第2章 これが私の学園生活です!
「何だコレ?数学?」
「居残りよ、居残り。私、数学苦手だし」
「ああ、そう言えば、お前とこの数学って、あの先生だったよな。あの先生、数学出来ないヤツに、厳しいし」
「それなら、お兄さんが手取り足取り、教えてあげるよ~」
またしても、声が聞こえた
声のする方を見てみると、そこには、肩まで伸びた金髪がいた
「なっ!!フランシス、テメー何時の間に!?」
フランシスが来ると、アーサーはイライラしていた
フランシスは、アーサーと同じ学年で、アーサーとはケンカ友達の腐れ縁なのだ
彼自体、面倒見がよくて、良い生徒なのだが、ただ女子生徒にナンパするなど、そちらに関して、難点がある
「どうだい?この後、俺とデートでも…」
「あはは…。わ、悪いんですけど、今日はもう買い物頼んじゃってますので」
そう言って、セレナはフランシスをあしらった
そんなやり取りもあり、セレナはアーサーやフランシスに数学を教えて貰った