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チューリップと記憶と今

第2章 これが私の学園生活です!



「ふぅ、出来た!ありがとう、2人とも」

数学も終わり、後は提出するだけとなった

「べ、別にお前の為じゃないからな!コレは、俺の為だからな!」

「また何かあったら、お兄さんに頼ってね~」

そう言うと、アーサーとフランシスは、去って行った

「さてと、出さなきゃ」

セレナは職員室に向かった


~♪~~♪~

提出して、職員室を出た

先生が居ないらしく、とりあえず机の上に置いた

職員室を出ると、直ぐに携帯が鳴った

ディスプレイに表示された名前を確認して、電話に出る

ピッ―――……


「もしもし?」

《もしもし、セレナ?終わった?》

「うん、終わったよ。これから帰る所」

電話の相手はアイスだった


《なら、早く来てよ。今、セレナん家開いてないから、ベールの所に来てるんだけどさ》

《お~い、アイスぅ~。こっち来いよ~》

「……分かった。今行く」

そう言って、電話を切った


大体察した

「はぁ……(そう言えば、ベールにカギ渡し忘れたな)」

セレナは1人暮らしで、ベールの家にちょくちょく世話になっている

信頼してるからこそ、渡したカギで、勝手入るのを許可している


しかし、先程のアイスの電話で、電話の向こう側が簡単に想像出来た

ベールやアイス。他にも昼食を一緒とったメンバーが、ベールの家に居る

そして、一番テンションが高いデンが、また周りを困らせているのだろう

セレナはそう確信し、学校を出ようと急ぐ


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