第2章 これが私の学園生活です!
「ただいま~」
教室に戻って来たセレナは、ひとまず自分の席についた
「お帰り~」
「ねえ、セレナ。今日、何処かで遊ばない?」
「あ~、ゴメン。今日は、パス。また、今度、誘ってね」
「そっか。うん、分かった。了解であります!」
そんな会話をしていると、数学担当――ランが入って来た
そのまま、授業に入る事になった
「……イジメか、コノヤロー」
セレナは、ふてくされていた
今日も今日とで、厳しく扱かれた
そして、居残りさせられた
「まあ、買いたい物は、ティノやベールに任せたし、大丈夫だと思うけど……」
本来、予定していた買い物が、ダメになったので、代わりにティノやベールヴァルドに頼んでおいた
「う~……」
「……何やってんだ、お前?」
声がかかり、見てみると、そこには特徴のある眉毛が……
「何だ、アーサーか」
「何だじゃねぇーよ。てか、先輩ぐらいちゃんと、呼べよな」
眉毛…否、アーサーは昔ちょっとした事があり、知り合いとなった
彼は、セレナより1学年上で、学園の生徒会長をしている
「何か、こっちの方が馴染むんだもん」
「ったく……。で?お前はこんな時間まで、何をしてたんだ?」
「これよ」
セレナは、数学のプリントを見せる