第5章 赤葦と。【裏】
「 すいれん、」
おいで、といい終わるまえに、彼女は俺のもとにまっすぐ来た。読みかけの本はどうするのかと聞いたら、にっこりとほほえんで、「またこんど」と すいれんは言う。
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「ん、……ふ、…けいくん…」
「 すいれん…」
唇を食みながら、ゆっくりとあいた口に舌をさしこんでいく。 手ですいれんの頬をすっぽりと包み込んで、親指で撫でた。
クチュ…チュ…クチュ…。
「はぁ…ん…」
「ん、チュ、チュチュッ。 すいれん…」
「え、……んっあっ…あ…ん…」
うっすらと目をあけたときのすいれんの顔はとろんとろんに蕩けきっていて、
これは自分のせいであることを考えると、やばい、興奮する。
しがみついて離れない すいれんを他所に背中に手を回して乳房を解放させる。プチ、と小さく音がして、 すいれんがあ、と声をあげた。
かたちを確かめるように揉みはじめると、 すいれんのさらにかわいい声がする。
突起をトントンと叩くと、あんあんと鳴く。
その突起に口を寄せて、左胸の乳房を手で包み込み、円を描くように揉みながら、口のなかで吸ったり、舐めたりして可愛がる。
「 やわらかくて気持ち良い。チュ…チュチュッ」
「あぁっ……んっ、あんっ!」
「…ほんと、胸、感じやすいよね…チュ…クチュ…」
「んっ………っ…」
クチャクチャ、ピチャ…ッ。
「はぁ……あっん…けい、くん」
「なに、」
「ふっ……あっ…はぁ…ん、んっ」
すいれんの感じるところを、ひとつずつ ゆっくりと ならしていく。すいれんの太股の内側に手を這わせて、触れた。下着のうえから敏感なソコを上から下に撫でる。
あ、
「結構、濡れてる」
「うう、……言わ、ないで……」
中指を秘部にあてて、愛液で指を濡らしてクリに擦りつける。何度も何度も。
「あんっ…あぁ…もっと…」
「もっと?」
「も、…っと、 んん、 あっ……さわ 、 …って」
「クリだけ?」
秘部の入り口を指でくるくると円をかくように回す。
「んっ……ゆび… けいくんのゆび…」
「これ?」
すいれんの愛液で てろてろと光った中指を すいれんの前に出すと、ものほしそうな顔をして、力の抜けた睨みをきかせてきた。