• テキストサイズ

赤と黒のそのあと【HQ】【短編】【裏】

第7章 赤葦と木兎と帰り道




指が交互になった。
やっとけいくんに触れられてうれしさで いっぱいになっていると、彼がご機嫌だね、 すいれん。と言う。

あしたは、休み。
ショッピングモールで服を買うのをみてもらうのもいいな。(けいくんの隣を歩いていたい)(でも基本的に目線は感じるデフォ)(主にけいくんに対する)

それとも、けいくんを独り占めできるから、
一日中あったかいこたつで、けいくんのお膝にのって ホームシアターするのもいい。

けいくんの、清潔感のあるくるまの助手席に乗って、彼に聞いた。

「ねーねー、けいくん、あしたなにしようか?」
「んー」

一旦マフラーに顔をうずめて、まだ寒い車内に 白い息を見せてからけいくんは、

「 ……ふたりがいいな」

と言った。
けいくんが ぐんと助手席に身を乗り出してきて、唇をそっと合わせる。

2秒も合わせない、みじかいキス。


はい、ホームシアター、決定。

おいしいごはん、いっしょにつくろう。





おそまつさまでした。



/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp