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巫女とヴァンパイア
第4章 血濡れの巫女 翠恋
私に攻撃をしかけてこなかった
なぜだ
わからない
たいてい魔族はあれを手に入れようと私を襲ってくる
でもあのヴァンパイアは
渡せと言ってきた
私利私欲の為に玉を使うつもりではないのか
わからない
あの玉は思ったより危険すぎる
けがし、けがし、真黒に染めれば
魔力をあげるだけではなく
よからぬ事がおこる
誰かに渡すわけにはいかない
私が清め、守るしかない。
これが私の定めだ
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