第3章 2話
スーパーに行ってお茶菓子を買って早足で家に向かった
『いつ来るか聞き忘れた…もう居たらどうしよ』
と入学祝いに貰った時計をチラ見しながら歩いた
『ただいまー』
靴を無造作に脱ぎ捨て部屋へ一目散に向かった
制服を脱ぎ黒いパーカーとショートパンツに着替えすぐ様リビングの片付けを始めた
『あ、こらシロ!テーブルの上に乗っちゃダメ』
片付けも一通り終わり少しシロと遊んでると
ピンポーン…
インターホンが鳴った
何故か少し緊張しながらカメラの向から顔が同じような人達がたくさんいた
「松野でーす、ちゃんいますかー?」
と、小学生が遊びに来るようなノリで喋っている
『はーい、今出ます』
私はそう言うと駆け足で玄関へ向かった
シロが後から着いてきたので抱き上げながら玄関のドアを開けた
『え…嘘…?』
カメラからではあまり良くわからなかったが同じ顔が6個!!!??
え??なんなの!?
私が立ち止まって一人で考えてると
「ねぇー早く門あけてよー!」
と、赤いパーカーのヤツが喋った
ハッと我に返り
『い、今開けます』
とりあえず門を開けて
『外でやり取りするのは嫌なのでよければ上がってお茶でも飲んでってください』
「いや、悪いですよ!そんな僕達手帳を届けに来ただけですし…」
「硬い事言うなよチョロ松〜、女の子の家だからキョドってるんだろ?これだから童貞は…」
「黙れ、初対面の人ドン引きさせる気か!!!」
童貞とか…w
それ結構どうでもいい情報なんだけど…
そんなこと思ってるとピンクのパーカーの人が
「兄さん達のことは気にしないで!何時もあんな感じだから…じゃぁ、僕達は遠慮なくお邪魔するね」
『もちろんどうぞ』
他の4人を家の中に入れて
赤いパーカーの人と緑の童貞パーカーは置いてっていいらしいので置いていこう