• テキストサイズ

燃える星に恋をした【ONE PIECE】

第3章 EPISODE Ⅰ


入れ替わったナチュラルとリオノーラ。
リオノーラはヴィアリィの中で叫んでいた。


―ここから出してッ!!私はナチュラルじゃない!―

~うるさい、黙って。これはワタシの遊戯なんだ。邪魔しないで~

―許されるわけない!―

~あんたが悪いんだよ~


私の体に入って人々を切り裂くヴィアリィ。
別名ナチュラル。
亡霊となった私は見つめるしかできない。
怖い。
自分が暴れている。
力を乱用して罪のない人々の命を奪っている。
これじゃまるで一族を襲った海賊と同じ。


―やめてッ!!―


光りだす私の体。
ナチュラルはその光に追い出され、私は元に戻る。
赤に染まった狐の瞳はライラックに戻る。
私は心に棲みつくナチュラルを呪った。


―もう消えてッ!!!―


~愉しいじゃない~


殺しを楽しむなんてしたくない。
私は穢れたくない。


「九尾の狐だァ!!捕らえて政府に明け渡せ!!」

「殺されるぞ!近寄るな!!」


嫌われ者となった。
自分の意思でなったわけではない。全てナチュラルが仕組んだもの。
私の心が自壁を失くすのを待っている。
防備が薄くなるのを望んでいる。


こんなの終わりにしよう…。
全部全部なかったことにしよう。
私はこんなこと望まない。


『今すぐ私から出てって!!ナチュラル!!!』


~ヴィアリィだって、ナチュラルは二つ名~


『出てけ出てけ出てけ!!』























こんなことの繰り返し・・・







ナチュラルに心を侵食される毎日
/ 17ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp