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毎分毎秒

第2章 エピソード1


「おはよ、しおりん」

『おはよう香織ちゃん』


朝下駄箱で上靴に履き替えていると、
高校に入って初めてできた友達、小倉香織ちゃんがいた。

香織ちゃんはとっても今時風の女の子。

いかにもモテそうな感じ。


「今日って古典の宿題あったっけ?」

『なかったよー』

「あはっ、そうよね。
よかったよかった」


そんな他愛のない話をしていた時。


「オクラー!」

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