第2章 エピソード1
「どこ行く~?」
「ソラマチでいんじゃね?」
「ソラマチーキタコレー!」
香織ちゃんと石原くんで場所を決めてくれている。
ただいま駅に向かう途中。
そしてなぜか
私の隣にあの津田くんがいらっしゃるのですが・・・。
「やっぱあいつら仲いいよな」
『えっ、ええ!!
ソウデスネ・・・』
いきなり話しかけられるとは思ってなくて声が裏返った。
どうしよう、津田くんと初めてしゃべれた・・・。
幸せすぎて空高くこのまま舞い上がりそう。
「大久保さんとなんか初めてしゃべる気がする。
結構近くにいたはずなんだけど、
全然しゃべってなかったな」
『香織ちゃんと石原くんが
いっぱいしゃべってますからね・・・』
「敬語とか別にいらんよ。
堅苦しいし」
そう言ってはにかむ津田くん。
かっこよすぎる・・・!
『い、以後気を付ける』
「へい」