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(R18) お嫁さんになりたい!(HQ)

第1章 お嫁さんになりたい!



「飛ぶの? 駄目だよ」

 飛んじゃったら俺がつまらないだろ。先輩はそう言い放って、俺の髪を鷲掴みにした。

 思いきり引っ張られて、目が冴える。痛いからだ。痛みで意識が引き戻されただけ。

 やめろ。やめてくれ。

 そう訴えたいのに、喉から漏れるのは情けない呻き声。まともに喋ることすら出来ない。

 激しくなっていく律動。
 先輩の先走りをローション代わりにして、止むことなく。欲を打ちつけられる。


「ん、ぐっ……ううっ……ん」


 前後に揺さぶられる度、涙がおちた。

 眦からこぼれる雫。埃っぽい床板を濡らす。倉庫を満たすのは猥雑な音だ。

 結合部で鳴り響く水音。
 俺の悲鳴。先輩の吐息。

 身体を貫かれる痛みに汗が滲んで、肌が冷たくなる。赤葦先輩に腰を掴まれて、最奥を甚振られる。

 歯を食いしばって激痛に耐えた。
 耐えていると、突然、背中に熱を感じる。なにかと思って振り向けば、それは俺に覆いかぶさってきた先輩の体温で。

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