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(R18) お嫁さんになりたい!(HQ)

第1章 お嫁さんになりたい!



 普段より低くなった声。
 荒々しい口調。息遣い。

 そのどれもが示してる。彼も、赤葦先輩も、この状況に欲情してる。


「変態は……どっち、ですか」

「……は?」

「先輩も、勃ってる、くせに」


 息も絶え絶えに。
 首だけで振り返ると、そこには先輩の凍りついた顔。怒り。困惑。羞恥。コロコロと変わる。

 赤葦先輩は小首を傾げて、最後に、言葉では形容しがたい表情をみせた。

 あえて例えるなら、鬼?

 地獄の鬼もビックリして逃げだすような、そんな顔。怖いとか、そういうレベルじゃない。ヤバい。完全に目が座ってる。


「力抜け櫻田」

「へ、な、……ひっ、やああっ!」

「締めたら殺す」


 俺は、女じゃない。
 勿論愛液も出ない。

 お分かりいただけるだろうか。濡れてもいない後孔を貫かれる痛みが、一体、どれほどのモノか。


「やっ、ん、……痛っ、嫌、んん!」


 赤葦先輩の左手に両手首を束ねられて、拘束される。空いた方の手で口を塞がれて、呼吸を奪われる。

 怒張した竿がナカで動く。先輩の尖端が内壁をこする。痛い。苦しい。痛い。

 意識が、遠くなっていく。

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