第7章 嫌な予感は当たる可能性が高い!!?
(俺から離れる事…。 始めっから俺が思ってた事じャねェか)
きっと側に置けばいつか汚してしまう。 白が黒に染まってしまう…
それが恐ろしくて、どうしようもなくて…
「…って、待てよオイ」
途中で立ち止まって一方通行は振り返った
「? 何だ?」
「これは俺の夢なンだろ?」
そう言って顔だけ向いていた一方通行は体ごと向けた
「なンで俺が夢の中でまでその馬鹿女に振り回されなきゃいけないンですかァアアア!!?」
糸が切れたように一方通行は怒鳴るように話し始めた
「だいたい何なンですかァ!!? 勝手に一目惚れとか抜かしといて、俺がお前を好きにならなかったからその男を好きになっただァ!!? 俺はお前の事なンか知ったこっちャねェ!!!! お前が誰に惚れようが関係ねェ!!!! だけどなァ!!? わざわざ俺に報告して何がしたいンですかァ!!?」
ルナの表情が歪んだ
「醜いぞ、ルナがお前を好きではなくなったから八つ当たりするとは…」
「うるせェ黙ってろ!!!!」
早歩きで一方通行はルナに歩み寄り、ルナの手首を掴んで引き寄せた