第7章 嫌な予感は当たる可能性が高い!!?
『…さよならです、一方通行さん…』
「は? 急に何言って…」
真っ白な空間で向き合っている一方通行とルナ。 そんなルナの隣には知らぬ男が立っていて…
『私はあんなに一方通行さんが好きで、ずっと振り向いてほしかったのに…』
「ずっとつってもまだ一週間程度じャねェか!」
『付きまとわれて一方通行さんは私をウザがってましたしね…。 私、この人を好きになりました!!』
そう言って隣の知らぬ男の腕に腕を絡めるルナ。 その光景に一方通行はとてつもない怒りを感じた
(待て…、何で俺がこいつに気を遣わなきャならねェンだ? 勝手に俺に擦りついて来てたのはこいつじャねェか…)
「君とルナは住んでいる世界が違うんだよ」
知らぬ男の言葉で一方通行は目を見開いた
通っている学校内……いや、学園都市内で有名な注目を浴びる人気者の天使
ただひたすら力を求め続けて、汚れてしまっている悪魔
…確かに、住む世界は違う
それは始めっから分かっていた事で…
「二度とルナに近づくな。 分かったなら立ち去れ…」
一方通行は静かに二人に背を向けた