第7章 嫌な予感は当たる可能性が高い!!?
『ほぇ…?』
顔を上げてやっと反応したルナ。 一方通行は何だか少しだけ安心した
「いつまで床に這いつくばってるンですかァ? 俺に踏まれたいンですかァ?」
"是非ともお願いしますっ//!!"
"朝からなんて激しいプレイをっ…//!!?"
と、この二つの選択肢のどちらかを言ってくるだろうと一方通行は確信していた
が…
『…いえ、遠慮しときます』
サラッとルナに断られた
「…………は?」
いつもと違う感じのルナに一方通行は自然と言葉がもれた
『もうこんな時間ですか…、早く支度して学校へ行かないと遅刻しちゃいますね』
立ち上がったルナはパッパッと服についた汚れを軽く払うと、支度を始めた
『では行ってきます』
そして当たり前のように学校へと出かけて行ったルナ…
一人残された一方通行は閉まった扉の音でハッと我に返った
「ンだァ…? あいつ…、まさか怒ったのか?」
もしくは拗ねたか?
…時間が経てばどうせ元通りになるだろうと思い、一方通行は寝転んで再び眠りについた…
(…あいつ、朝飯作らずに行きやがった…)