第6章 一緒に空を飛ぶのはなんだかロマンチックな気がする!!?
スキルアウトの集団の中から一方通行はルナの手首を掴んで引っ張りだし、掴んだまま駆け出した
「あ!! 待ちやがれっ!!」
そんな二人の後をスキルアウトが追いかける
「オイ!! 翼出しやがれ!!!!」
『翼って私のですか!!?』
「それ以外になンの翼があるンですかァ!!?」
『わっ分かりましたから睨まないで下さいよぉ!!?;』
ルナは背中に集中すると、真っ白な翼が現れる
「飛べ!!!!」
『はっはい!!!!』
バサッと翼を広げ、空へと羽ばたくルナの手が一方通行の手から離れた
『一方通行さん…!!?』
「ンな顔してンじャねェよ」
ベクトルの反射能力を使い、地を蹴って空へと舞い上がる一方通行
『そっか一方通行さん…、飛べましたもんねっ!!vV』
「(もうそれでいいか…) あァ…」
建物から建物へと飛び移りながら空を飛ぶルナと並ぶ一方通行
『…何だか嬉しいです、一方通行さんと一緒に空を飛べてっ!!』
「そりャよかったですねェ」
『本当ですよ!!?』
ルナはむぅっと頬を膨らませた
「…そういやよ」