第6章 一緒に空を飛ぶのはなんだかロマンチックな気がする!!?
ーー…。
『ぷはぁっ!! 満足しましたぁ!!vV』
「それはよかったなァルナちゃんよォ?」
『またちゃん付けで//!!? 是非ともさん付けで…、いやっ!! 君付けでも嬉しいですっ!!!!』
「呼ばねェよ」
夜道をスタスタ歩く一方通行の後をルナはついてく
「はァ…、意外と遠いな畜生…」
『バスとかで帰ればよかったですね!』
「…歩きてェ言ったのはテメェだろうが」
『夜道は好きなのですっ!!』
「何処が」
『この静けさといい空気といい温度といい…!! まるで一人の世界のようですっ!!vV』
駆け足で一方通行を追い抜いたルナはクルクルと回る
(一人の世界…か…)
ピタリッと一方通行は立ち止まった
『どうしました? 一方通行さん?』
「…お前は、本当に世界で一人だけになったらどうする?」
『え? 世界で一人だけに…?』
顎に手を当てて考え込むルナ
すると
「よぉ、一方通行じゃねぇか」
数十人のスキルアウトが現れ、一方通行とまだ考え中のルナを囲んだ
(チッ…、またかよ…)
「…あ? 女? デートでもしてたのか一方通行?」